昨夜は大晦日以来久々の夜更かしとなった。 映画を見る。タイトルは「風立ちぬ」だ。
宮崎駿の監督でかなり以前に発表された飛行機の映画。
初めて観たの時の感想だが、もっとリアルな戦争ものかと思ったが、そうではなかった。今回全編ノーカットを見るがほのぼのとしたラブロマンスにも見える。
飛行機の設計に秀でた堀越二郎の人生の全てが飛行機というテーマ。
堀越二郎については昔の人ならは知っていると思うが、かの有名な日本が生んだ戦闘機「零戦」の設計者だ。
戦前戦中から航空機が世界を凌駕する時代がくるとの国策に沿って、欧米のそれに負けない優れた戦闘機の制作にチャレンジ、家庭を顧みず設計に打ち込んだ戦中はの大人物の一人である。
ただ一人愛する人(名前は忘れたが)は「結核」に犯されながらも夫の飛行機の完成を支える。
日本の飛行機は当時、ドイツに比べて格段の格差ありの状態、それに学び、アメリカやイギリスにも負けない飛行機に仕上げたのが日本海軍の艦上戦闘機「零戦」であった。
日本の飛行機の仕上がり目標は「軽く、空中戦に強く長距離飛べる機体」であった。
戦争末期アメリカが製作した「重くても高馬力で一発必中の重量級の機体」は製造コンセプトは日本のそれとは真逆であった。
機体は戦闘機には似ても似つかないような軽快な飛翔体となっており、当初は「ゼロキラー」と呼ばれ恐れられていた。
しかし、戦争が始まればその実態は、すぐに本物になった。物量にものを言わせ、消耗戦に対応できない日本の戦術は時間を置かずすぐに結果となって出てきた。
宮崎駿の作品は好きである。特にフライトが入るいくつかの映画に筆者は嵌(はま)る。
「紅の豚」「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「魔女の宅急便」 などなど
こんな映画を観たせいで、またもやフライト願望の思いが蘇ってきた。たった一機あるマイ飛行機「カルマート」である。45エンジンの起動試験をしてみる。うまく起動できた。あとは飛ばすのみだ。