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12/8 戦後の75周年は終わり、開戦80周年に鞍替えして何を反省するか トトラトラトラを見て

 ここんとこ12月に入った途端テレビ番組を注意して読むと世界戦争に関わる番組が視点を変えて構成されていることに気づく。

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今日8日は日本がアメリアに対して真珠湾攻撃の火ぶたを切り、その後開戦の布告をしたため奇襲攻撃とみなされ、アメリカ国民の恨みを増大させた戦争の仕掛けとしては甚だ卑怯な開戦となった。
 写真に見られる戦艦の快進撃の掛け軸数枚が我が実家にある。正月準備のいの一番に押し入れから出し、埃を払い、座敷の床(とこ)の間に飾るのが筆者たち子どもの仕事であった。

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正月の掛け軸と言えば普通は鶴亀、翁とおうな、富士山や天照大神などとテーマは決まっているが、何故か我が家は戦争の武器となる戦艦であった。筆者知る由もないが叔父が海軍のお偉方で帝国海軍で軍艦でしょっちゅう海外に出向いたらしく、土産に椰子の実がゴロゴロしていたこととや海軍の図鑑が家に保管されていたことから、掛け軸の艦名が霧島だったか榛名だったかかすかに覚えていたようだ。筆者の誕生年が昭和18年の年末、戦いは既に負けに傾き、長男から続いた一郎、二郎、三郎の次は無く四男で生まれた筆者に赤紙が届くことはなかったがつけられたその名は国を衛との意味からか「衛(まもる)」であった。
戦中戦後とは言え、幼子故か戦争は知らず日本復興の礎として農業に幼い力を出し切ったことだけは身体が覚えている。
 この歳になるまで幾度となく、日本は戦うべくして戦った戦争でなく、軍部の独善的野望に乗り、ドイツイタリアとの三国同盟に勝機を見つけ同調して先の読めない戦に挑んだ。結果は無残にも多くの軍人軍属を死に追いやっただけでなく、原子爆弾と称する大量殺りく兵器を世界で一番早く実験材料にさせられた国民になってしまった。

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戦後76年となった今でも世界の人々は先の大戦に学ぼうとはしない。争いが好きなのか、どこへ行っても国同士の争いは絶えず、殺し合いも絶えない。
 しかも今は通常兵器で闘うことはほとんどなくなりそうな状況にあり、核兵器を保有し、その保持如何が脅しの切り札となり、駆け引きの材料になっているという。
小国といえどもいつ牙を剥くか分からないのが北朝鮮。昔「眠れる獅子」と言われた中国は今やGDPが世界で第2位の超大国になった。
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この中国の資源と人民のバックをもって世界を制覇しようと企む一帯一路のシナリオは先が読めないだけに不気味だ。資源が豊富であることと、それだけ消費量も大きい。いずれにしても不気味な中国共産党対アメリカを基軸とした民主主義国家群の対立はボタンのかけ違いでボヤが大火にならぬとも限らない。
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 ロシアは熊のようにのらりくらりと様子見で世渡りしようとしているようだ。

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「県名の組み立て」の答え発表
 北から順に発表します。答え合わせをしてください。
 山形 福島 富山 滋賀
 山梨 神奈川 香川 徳島
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12月9日(木) 
今日のようなお天気を小春日和と言うのだろうか。雨上りの朝なのに寒くない一日を過ごすことができた。小っちゃな拙宅、冬仕度はほとんど終わり、あとは昨年のような雪がきても大丈夫だと言えるのは体力以外全てだと豪語したくなる筆者だ。
 隣近所で筆者宅ほど小さいながらも外壁と屋根にペンキを塗り、小さな畑の野菜を取り入れ、風除けの板を取り換えた家はない。ほとんどの家はカーポートや物置をセットで買い、お金を業者に支払ってお終(しまい)というきれいな仕事で年を越すようだ。
 そんなことはどうでもいいのだが、昨日の大東亜(この大東亜が一部新聞で問題になっていたようだがよく分からなかった、差別なのかフィルターにかけるとか何とか言ってはいたが)戦争の開戦80周年記念番組「トラトラトラ」を見ることに。この映画日本海軍の用意周到な開戦準備ながら著k、国力の貧弱さをどうカバーして勝つか、軍令部の主たる勝機は奇襲しかないと読んでいたようだ、この奇襲作戦の展開が完全奇襲でなかったところに開戦直後アメリカを怒らせてしまう日本の読みの甘さが結末に出てしまったようである。
 日本がアメリカに対して発した闘う意思を示した最後通牒真珠湾を奇襲攻撃した55分後であったことを連合艦隊司令長官の山本五十六が知らされときは既に後の祭りであった。長官自身があれほど気を使った攻撃開始時刻であったのにこの様(ざま)である。

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 時代は変わった。しかし現在の世界情勢も厳しいあの当時と五十歩百歩である。中国の強引な東シナ海の自国領土拡張作戦に始まり、国内自治区における締め付けの横行、資金と労働力を押し付けて近隣の貧しい国々のインフラ整備を施工し、そのツケを相手国のつけに転嫁させようとする所謂「あこぎ」なやり方が国際社会で大いに問題となり、北京冬期オリンピックなどに不参加もしくは行政レベルでボイコットの言葉が出始めた。所謂「スポーツと政治」の関りをどうするかである。
 日本は民主国家群の中でどう対応するのか難しい立場が懸念される。
 そして、ウクライナに対するロシアの対応の仕方がこれまた問題になってきた。
小さな地球と言うどんぶりの中で喧嘩ばかりしている時ではないだろうに。

 

Commented by yuurakus at 2021-12-10 23:29
小生7歳頃で真珠湾攻撃で勝った勝ったの提灯行列に
参加したことを覚えています!歴史は繰り返すにならなければ良いがと思っています!
Commented by m-gamano at 2021-12-11 16:23
yuurakus様へ
コメントありがとうござました。またお久しぶりです。記憶にない先の大戦の歴史考察など必要に応じて日本史を再度勉強するしかありません。
 しかし、きな臭い匂いはいつも地球w覆っています。老人が戦場に駆り出される事態だけは是非避けたいものです。またのお越しをお待ちしております。
by m-gamano | 2021-12-08 16:29 | 世の中のこと | Comments(2)

幸せ探して


by m-gamano