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2/8  大陸的気候に戸惑うオリンピック選手?

 北京オリンピックが始まり、政治的オリンピックのボイコットの動きもあり、決して公平で世界的な祭典ではないとの声が出る中、でも蓋を開け、競技が始まればそこはやはり熾烈な闘いが始まった感がする北京だ。
 少なくとも日本のくだらない番組よりも真剣で数年自分の力を蓄え、研ぎ澄ませ、世界の覇者との闘いを夢見て渡った中国大陸、雪と氷の上での戦いは早くも白熱戦が展開されている。
 それにしても北京大会は開会式から見入ってしまったが流石数億人の中からえりすぐられたエリートが創り上げた国を挙げての一大イベント、素晴らしいものに仕上がっていた。どこかの国の金をかけないで大会終了後も使える施設とかなんとかのミミッチイ話ではない。プレゼンテーションがまず素晴らしい。
 開会式の終わりごろに展開された人間の手になる細竹竿をしなやかに操り美的に表現した様はその完成度の高さとともに演舞には見とれてしまったほどだ。
 そして、中国と言えばIT関連の技術は悪用も含めて日本の比ではないほど高いレベル。あの大きなスタジアム一の空間を使ってのプレゼンにはまた驚かされる。中国と言えば予想するのが花火、爆竹だが、それとは反対にデジタル化された表現力のこれまた目が虜になったことも事実だった。
 筆者の誉め言葉の裏には世界が評価する中国の裏の姿がマイナスの側面となって作用している。新疆ウイグル自治区における人権無視の取り扱い、東南アジア諸国に対する強引な領土拡張とも言える押し問答、一帯一路、シルクロードを盾に取り世界制覇を目指すとしか思えない対中国共産党の独裁的なやり方があの無表情&ニヒルな笑顔から出て来ると思うと、末恐ろしさを感ずるのは筆者だけではない筈。
 このような後ろ向きの姿を見ても大会運営の妙技は高く評価をせざるを得ないのである。
 大会に戻る。ここ数日見続けた大会の会場を見てみた。
大陸的気候と言ってしまえばそれまでだが、冬の大会を想像すれば長野大会がる。決められた大会の天候を変えることはできず、一瞬一瞬何が降ってくるか、何が吹いてくるか分からないのが冬期大会の常、これを想像してみた北京大会の会場は、毎日毎日の快晴の下で淡々と競技はつづけっれていた。埃もなければ塵ひとつもなさそうにきれいに整備されたゲレンデ、雪と言えば全て真っ白、凹凸がないのには驚かされた。
 モーグル、スキー大回転などなど整備されたコースだが結構転倒が続いた。
 選手から漏れ聞こえる声は「雪は全て人工雪で堅く、エッジもたたないほどで掴みずらい。」と嘆く。最も人工雪を作るコースは海抜高度があり、人工雪が即溶けない高さがあるところが選ばれる。
 なるほどきれいなゲレンデ、きれいなコースが出来上がる訳だと納得した。
 ある会場の気温はマイナス10度以下だというから驚きだ。


by m-gamano | 2022-02-08 16:53 | 世の中のこと | Comments(0)

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