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4/22 専守防衛の縛りから抜け出せない安保頼みの日本の防衛策

 ウクライナ・ロシア戦の後始末はロシアがウクライナの主要都市マリウポリを制圧し、広大な製鉄所の地下に今なお生存しているウクライナ市民及びウクライナ軍負傷兵の残存を確認しながら、避難の機会を逸し救出の目途さえ立たない状況が今なお続くと言う。
 写真は猛爆に耐え、今なお市民とウクライナ軍負傷兵が避難し立て籠るアゾフスターリ製鉄所

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 プーチンはマリウポリの制圧は完了とみなし、逃亡や避難を許さない状態・缶詰状態にするようだ。
 ウクライナ東部の主要都市の陥落をテコに5月9日の対独戦勝記までは東部二州を手中に収めるつもりらしい。
 一方プーチンのマリウポリの制圧にも拘わらず、ゼレンスキー大統領からは降伏の意思は示さず,いわば死守するとのニュアンスが飛びだしているようだ。
 一方西側諸国はアメリカのバイデン大統領から出されたウクライナの武器支援の増額に従い各国の武器供与が続く。ここにくると引くことを良しとしないプーチン大統領のトプダウンのやり方は今後大きな摩擦が戦争と言う形で世界に影響を及ぼしそうである。
 今回の戦いにつられて元気が出始めたか北朝鮮のミサイル発射実験、及び核実験の再開模様は衛星写真で明らかになってきた。

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 ここにきて島国日本の周辺が俄かに慌ただしくなってきたことに政府は足元に火がついたかのように、自民党安全保障調査会からは21日、敵のミサイル拠点をたたく「敵基地攻撃能力」について名称を「反撃能力」と変えた上で保有するよう政府に求める提言案をまとめたようだ。
 そして、A新聞一面4段抜きで「敵基地攻撃能力➜反撃能力に改称」見出しで変更を示した。
 ことの経緯はここ数日北の高性能ミサイルの発射実験、そして、これもマリウポリの制圧後に発表したロシアの長距離高速ミサイルの発射実験成功を見てジ一歩引いたかのように変えた提言である。
 日本の出した言葉一つで周辺敵対国はいくらでもミサイル目標に設定できる時代である。そう分かったのだろう。ここは北や中国、そして敵対国と決めつけたロシアを刺激させないように敵基地攻撃能力をトーンダウンして反撃能力に修正したのではないか、と素人考えで読んでみた。
 これまでの対応策「専守防衛」は相手から撃たれたら撃ち返し、それ以上の本格的な交戦はアメリアなどの同盟国の出番に任せて援軍とし共同作戦に参加する。ことになるようである。これは憲法第9条に規定によるもの。
 ここにきて日本が問われているのが国内総生産GDPに対する国防費の額、アメリカなどは既に3%を超え、中国やロシアなども%は違えども分母が大きいだけに日本の1%の比でないことは十分わかる。今後年末に向け、2023の国防費のアップが大きな課題になる。一国の横暴が世界の軍事費(防衛費)をつり上げるなどとだれが予想しただろうか?
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 思い返せば第一次世界大戦、第二次世界大戦は大陸での戦い。国境の押し返し戦争であった。しかし、第二次大戦からは飛行機の性能がよくなり、陸の国境だけでなく、海の国境や空の国境を越えて攻め入る海と空の闘いになってきた。しかも飛んでくるのは兵隊が撃った鉄砲の玉だけに限らず、艦砲射撃、空襲など予想できないことが多くなる。そして今はミサイル、爆弾などなど原爆や水爆など地球最後の日を迎える武器まで保有し、脅しに使おうとする国は多い。
 世界には大小さまざまな国。
一国を任された首長は神様のようになり戦争のない、平和な国を、世界を作りあげてほしいものである。

 

by m-gamano | 2022-04-22 19:02 | 世の中のこと | Comments(0)

幸せ探して


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