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4/27 土下座しても帰らぬ愛しき人

 北の知床半島沖で遭難した知床遊覧船の遊覧船「KAZU 1」がその姿を消してから23日から数えて5日目を数える。ここにきてこの会社の社長桂田精一が午後5時前に遺族への謝罪記者会見後報道機関への会見に先立ち唐突に土下座を行った。 

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 遭難に際しては通常何があろうと先ずは会社の代表である社長が記者会見し、遭難者の安否確認の報告を先ずし、現時点での捜査状況を報告するのが当然だが、数日遅くカメラの前に顔を出すことに遺族や行方不明者の家族の方々の不信感はぬぐえない場となってしまったようだ。
 お叱りを和らげるためのパフォーマンスか土下座で報道機関の記者会見に臨んだ桂田社長。

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 各支の記者から矢継ぎ早に出される質問に答える社長。この間にも冷たい北の海に漂っているであろう愛する家族のことを思うと居たたまれない筈。言葉を選びながら事態の経過を説明する社長の心中も穏やかではない筈。
 記者からは「安全管理はどのようにやっていたのか。」「船長との出航決定はどのような取り決めが為されていたのか?」「同業他社が当日午後の天候悪化を見越して出航を見合わせていた状況をどのように判断材料にしていたのか?」「知床という東端の観光地に来たのだから多少海が荒れても出航を望む予約客にどのように帰港を促そうとしているのか?」等々シビアな質問が飛び交った。 
 社長は「全ての判断は私と船長との相談で判断し決定した。」と答えるのがやっとであった。
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しかし、この時に及んで未だに遭難者の発見は半数にも満たない。しかも生きて救助された人は皆無。昨日からの天候不良が続くことを予想するだけでもこれからの捜索の困難さははかり知れない。


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そして社長は結んだ。「豊田船長との協議は不十分であり、自分は至らなかったと反省しています。」と。

今回の遭難事故は今週にも始まる年一回のGWで久々に家族そろって国内旅行や普段できないやや強行軍の登山や海外旅行にでかける方々へのリスクに対する心構えをしっかりと勉強してほしいとの警告に見えた。
 「折角来たのだから、少しくらい無理をしてでも足を延ばし、チャレンジしたい。」そんな気持ちになりそうなのがこのGW。昔遭難と言えば登山の遭難、下界は春でも山の天気は一刻一刻変化する。
 我々はここ数年コロナ禍で出かけることもめっきり少なくなった。「狭い日本そんなに急いで何処へ行く」でとんでもない結末をみることにないようにほどほどに収めてほいしいものだ。
  

     明日からGW
 休みを前に北の海では悲しい船の遭難事故が起きてしまった。事故は起こそうとして起きる訳ではないが、結果的には人命を預かる観光船の運営体制が操船以前に安全管理をきちんとしてこなかったことや会社の体質がかなりいい加減であったことが大事故に結びついた、と昨日の船会社の社長記者会見で明らかになった。
 先ほどのテレビニュースでは新たに3名の遭難者が捜索船により発見されたと言う。これで今回の遭難事故で亡くなった方は幼児を含めて14人。
 暗いニュースは続く。出所は見てないが、三年前に山梨県のキャンプ場で9歳だったかキャンプにきていた女子が行方不明になる事故(?)があった。当時大々的な捜索が行われたが3年経てもヨウとして行方も遺留品も捜し当てることはできなかった。しかし、ここにきて数日前にそのキャンプ場付近の小さな河川敷から人の頭部の骨の一部が見発見され、それは子どものものであることが判明した。これに関しては当時同所で我が子を見失った一母親が捜査の先頭をきって社会にその捜索を呼びかけ、実際に捜索にも奔走したことがニュースのトップに出ていた。今回発見された警察から発見された骨を見てもらうよう同行を依頼され母親だが。「私の娘は生きている。決して亡くなってはいない。私は生きていると信じ、これから見る骨は自分の娘のものではないことを確認に行く。」と言い放った。子を持つ母親の強さと生きている、と強く信じて動く母親の姿、海で遭難した子どもの親のどちらも切ない姿と出会うことだろう。楽しかるべきGWがこのような悲劇のニュースとして放映されることのないように楽しい思い出の一コマとして残ってほしいと願うばかりだ。
 そう書いている最中(さなか)さっき午後7時のニュースでこのキャンプ場付近を捜索していたところ行方不明になっていた成田市の女児と同じ名前の書かれている靴が発見され、母親の確認を待つことになったとのニュースが飛び込んできた。確認の結果を見なければ何と言えないが、母親の気持ちをどう読めばいのか、分からない筆者だ。

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下の写真は,GW前の昨日我が家の隣の 空き地

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 隣家との間にある一軒分の空き地だが筆者宅は新築して40年近くなるが今だに不在地主のままだ。
地権者はいるだろうが、耕作放棄地のごとく、所有者の顔を一度も拝んだことはない。40年だから何回かは車で自分の土地がどうなっているかは見ている筈だが、自動草刈り機が除草していると思ってか、両隣りへは挨拶ひとつ出したことはない。大したものだ。南本町に所有者はいることは分かっているが、余りにも非常識だ。
 別に草刈り費用を出せとは言わない。ガソリン代も出せとも言わない。なぜなら筆者宅は雪捨て場が全くない。屋根雪も市道側の車庫の雪も全てこの空き地に飛ばして助かっている。
 きっとこのGWには息子か孫を連れて見に来ることだろう。「ここがお前たちの家が建つ土地だ。きれいになっているだろう?」と自慢げに話すことだろう。新築は筆者が高い否他界してからにしてほしい。
 
この土地の隣の隣家の隣にはかなり大きな畑&が有り、所有者は野菜と花を植えている。筆者宅には土地がなく花を植える余裕はない。ただ、これも無断だが上の段の下に1メートル幅で野菜を作っている。僅か1メートルだが、結構いい作物ができる。昨年はキューリとトマトを栽培、お隣までお裾分けできた。雪と野菜で十分と感謝している。

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by m-gamano | 2022-04-27 19:22 | 世の中のこと | Comments(0)

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